流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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d0015277_1954174.jpg開業から約10日経過した、東京ミッドタウンを訪ねました。「上質な日常」をテーマに集められた約130の専門店にはセレブと呼ばれるIT長者のみならず、観光客の姿も見られます。お金を使わずにミッドタウンを楽しみたい方はスターバックスコーヒーでドリンク類を購入し、檜町公園の芝生に座って過ごすのがGOODです。ショッピングゾーンの通路でお客の様子を観察していると、意外にもミッドタウン内の紙袋は少なく、ドン・キホーテ(以下、ドンキ)の袋を持たれている方も目立っていました。つまり、ドンキで買物し、ミッドタウン内にあるスーパーマーケットやコーヒー店でドリンク、パンなどを買い、ベンチで休憩する。なかなか、合理的ですね。さて、売場の随所で見られたのが、ミッドタウンのスタッフにクレームを言う姿が。そりゃそうですよ、「上質な日常」をうたっているため、お値段もそれなり、お客の要求レベルは高まるばかりです。ちょっと見栄えが悪い総菜があると、すぐさま「交換して下さい」との声が。住宅地の商店街では、十分に「売ることができる」商品です。しかし、ミッドタウンでは返品、これではコストアップにつながります。よっぽど、返品された総菜を捨てるのであれば、半額で買いたかったのですが、そのまま、ゴミ箱に捨てられていっていました(涙)。一方で、ミッドタウンの隣にあるラーメン店は、一杯650円程度、店もきれいではありませんが、みなさん、満足げな顔で店から出てきています。なんせ六本木という物価高のエリアで600円台ですから、多少まずくても文句を言う人はいなさそうです。

「大衆を狙うと、ローコストで売上を確保できる」

ミッドタウンで感じました。
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# by koto-style | 2007-04-08 19:04 | レストラン
d0015277_11484692.jpg秋葉原電気街の裏街道を歩いていると、中古パソコンパーツ屋さんが並んでいます。自分にとって中古パーツ屋さんは宝の山、ひとつひとつの店に並んでいる商品を目をこらして見ていると、人気商品の影に隠れるように、掘り出し物が転がっています。掘り出し物を見つけた時の嬉しさが忘れられなくて、中学生の頃から通い続けています。そんな宝探し気分で、アキバの裏道を歩いていると、中古パーツ屋さんの前で気になるPOPを見つけました。「1GB、100円」、近づいていくと、2Gから10GBの中古ハードディスクが店頭に山積みされていました。データの量り売りとでも言うのでしょうか?ギガ単位で価格設定するところが、なんとも秋葉原らしい売り方と感じでした。1G・100円と言われると、なんとなく「安い」印象ですが、新品のハードディスクは今、300Gで9000円前後ですから、1Gあたり30円。新品のほうが中古よりも安いのが実情です。パソコンやハードディスクのような電子機器は技術進化が早く、新品を買っても、すぐに陳腐化し、価値は文字通り二束三文になってしまいます。中古店では、無料もしくはそれに近い価格で中古完成品を仕入れ、それを分解し、パーツとして販売しているわけです。お客も、素人客はいませんから、商品説明の必要もありません。新品と異なり、元手がほとんどかかっていない商品を販売しているため、当然、新品を販売するよりも、儲かってしまうんですね、きっと(笑)。お店の見た目は、お世辞にも、小奇麗ではありませんが、経営面では、がっちり稼いでいるようです。

「新品よりも中古品販売店の方が元気である」

秋葉原の裏通りにて感じました。
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# by koto-style | 2007-03-13 11:46 | コンビニ他
d0015277_19135936.jpg東京、京都、横浜の三箇所において、繁盛している商店街の特徴がありました。それは、車が一台ほどしか通行できない道幅の商店街では賑わいがあるんですね。ちょうど、すれ違う際に軽く、通行人同士の肩が触れるくらいの距離感は、世知辛い世の中、かえって喜ばれているようです。(大型ショッピングセンターの場合、肩が触れ合うほどの狭い通路は顧客満足度を低下させます)新宿から中央線で5分、中野サンモール商店街は都心で最も近い住宅地隣接型の商店街です。店主の客寄せの声や、ありがとうございましたの声が、商店街の中をこだまし、POPをでかでかと貼った店頭は、否応がなしに人ごみができ、賑わった雰囲気となります。その賑わいが人を呼び込み、歩いているだけで、なんだか楽しい気分、何か新しいもの、愉快な体験ができそうな気分になります。そう、繁盛している商店街は店主の声が響き、お客が「○○下さい」といった声がBGMとなり、街区全体が盛り上がっているんですね。値段は大型店とほぼ同じもしくは、やや高いくらいですが、決して、消費者は不満げな顔をしていません。そう商店街は大型SCとは全く別物です。モノを買うということでは共通していますが、モノを売買する場ではなく、あくまでも、店主と客、客と客が触れ合う場所なのです。商店街が求められる快適な商業空間とは単にエアコンが効いた空間というわけではなく、人の袖が触れ合うほどの「狭さ」と、そこで生きる人の息遣いが聞こえる雰囲気作りが、商店街業態のあるべき姿の一つではないでしょうか。

「街路を狭くし、賑わいを創出する」

中野サンロードで感じました。
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# by koto-style | 2007-02-17 19:13 | コンビニ他
d0015277_1910242.jpg1月も後半に入ってきますと、ランドセル商戦が盛り上がってきます。自分が小学生の頃は学校指定カラー(黒)のランドセルしか所持を許されず、つまらない思いをしましたが、今では20色以上から選ぶことができます。従来、ランドセルを選ぶ基準は、軽くて丈夫といったものですが、最近では軽くて丈夫に加えて、防犯ブザーやGPSで我が子の位置を確認できる機能を搭載したランドセルが主流になってきています。地域に住む子供たちによると、集団で登下校せねばならず、寄り道や買い食いは許されないそうです。もちろん、子供たちの安全を守ることは重要ですが、何だか、窮屈そうですね。自分が通っていた小学校でも、形式的な通学路みたいなものはありましたが、自分は毎日、同じ経路で帰ると飽きてしまうので、日替わりで通学方法を変えていました。もちろん、道草しているうちに、花が咲いていることに気付いたり、虫の鳴き声を聞きながら季節の移り変わりを感じるなど、理科の教科書で書かれていることを体得できたり、駄菓子屋に立ち寄り、他の学校の子供たちと交流するなど、登下校はまさに校外学習の場でした。中学生になると学校の帰りには毎日、電気屋さんに立ち寄り、新製品の機能や値段をチェックしていました。今の仕事(流通ジャーナリスト)の起源は、学校帰りに「安値世界一」を探して、道草したことだと思っています。学校側も「校門を一歩出たら自己責任」といったことを許してくれた感もありました。子供を狙った犯罪が多発する今、寄り道も歴史の一ページになりそうですね。

「モノ選びのポイントは時代背景に合わせて変化している」

カバン売場にて感じました。
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# by koto-style | 2007-01-20 19:09 | ショッピングセンター
d0015277_11261088.jpgプロスポーツの世界では、日本のプロチームに所属することなく、いきなり海外のチームからプロ人生をスタートする選手も見られるようになってきました。「海外の強豪チームでプレーする」というのは最終目標ではなく、まさしくスタートラインもしくは通過点になりつつあります。投資の世界では既に国境はありません。上海の建設ラッシュは政府によるものではなく、そのほとんどが世界中の民間投資集団による開発です。つまり、民間がリスクを負って開発しても、採算に合うだけでなく、投資額以上の収益を得ることができると予想されるため、開発が活発化するんですね。中国の国家予算を考慮すると公共事業だけでは、大規模な開発はできません。今、上海は世界中の機関投資家が、お金を集め、リスクを負ってでも、投資したい街になっています。つまり、上海では、政府のみならず、世界中の投資家が街づくりに参画し、巨大ショッピングセンターやオフィスビルを開発しているんですね。残念ながら、上海は東京から飛行機で約2時間半、日本にある、ほぼすべての大都市が上海と競合することになります。同じお金を投資するのであれば、元本の安全性を重視する方は国内に、利回りを重視する方はおそらく上海にお金を出すのではないでしょうか?これからの街づくりは地域住民の声のみならず、投資家の声を聞き、お金を集められるプランでなければ、その街は競争力を失ってしまうのではないでしょうか。都市化の進む上海でも、路地裏には、まだまだ屋台のラーメン店もあり、息苦しくありません。

「投資家の声を活かす事が、地域活性化のキーワードである」

上海にて感じました。
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# by koto-style | 2006-12-27 11:24 | コンビニ他
d0015277_132028100.jpgニューヨークの交差点のかどには必ずあるのが、デュアンリードというドラッグストアチェーンです。メインストリートにある店舗は24時間営業、小型店であっても夜11時くらいまで営業しています。どの店も明るく、品揃えは医薬品のみならず、雑誌、ドリンク、ちょっとした軽食、コーヒースタンドなど、ちょうど日本のコンビニエンスストアと同じテイストの売場です。同店のオリジナルの医薬品や衛星用品は、海外へのお土産としても好評です。日本のセブンイレブンでは、POSシステムなどを高度に使いこなしていることもあり、品切れはほとんどありません。NYのデュアンリードでは、品切れもあれば、欠品もあります。ちょうど、買おうと思っていたお菓子が品切れしていたので、店員さんに、在庫を尋ねると「ワンブロック先にある、同じチェーン店にあるので、隣に行って下さい」と言います。日本であれば、「とんでもない、対応だ」と感じられるかもしれませんが、NYでは「お客は歩けるのだから、行けばいい」とお客も、店の対応を決して悪いとは思いません。非常に合理的ですね。アメリカの店頭では、問題を店員さんが「解決する」のではなく、お客が自分で解決できるよう、店員さんがそのためのヒントを提供することが、よいサービスなんですね。せっかく、お客に喜んで頂けるだろうと、親切なことをして、万が一、ミスが生じた場合、逆に訴えられることもあります。アメリカの訴訟社会は、その国のサービススタイルまでも、形成するんですね。

「その国の文化を知ると、経営スタイルが見えてくる」

デュアンリードで感じました。
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# by koto-style | 2006-11-29 13:18 | コンビニ他
d0015277_22395184.jpg今まで「欲しい」と思ったモノは、ほとんど手に入れてきました。といっても、せいぜい2万円未満の商品なのですが、今回ばかりは、発売初日から全く手に入りませんでした。バッファロー社から発売されている「ちょいテレ」(DH-ONE/U2)というUSB接続タイプのワンセグテレビチューナーです。パソコンのUSB端子に差し込むだけで、ワンセグ放送を楽しめものです。メーカ希望小売価格は11500円。秋葉原、有楽町などにある大手量販店は即日完売で、入荷は未定とのこと。安く、手軽にワンセグ放送を見られるため、購入希望者が殺到したようです。自分の場合、自宅でなかなかテレビを見る時間がありません。せめて移動中の車内や隙間時間にテレビを見て、勉強したいと思っていたため、どうしても手に入れたかったんですね。そこで、オークションサイトを開き、型番を入力すると、100点以上、新品のちょいテレが出店されているではないですか!しかも、同一人物と思われる人が同じ品を数十点、出品しているようでした。例えば、大手量販店では10%のポイント還元を行っています。つまり、同じ商品を10個、購入すると、1個はポイントで買えます。自分用は1つで済みますから、残り10個をオークションで販売するんですね。当然、すぐ欲しい人がいますから、15000円以上の値段で取引されています。う~ん、ネット上において、世界規模での個人売買市場が成立すると、ますます買い物の知恵を持った人が優位になります。消費者も勉強しなければ、高いものをつかまされる時代になりました。

「オークションサイトが価格を高騰させる」

ネットをつなぎながら感じました。
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# by koto-style | 2006-10-21 22:38 | コンビニ他