流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


by koto-style

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d0015277_18233790.jpg商店街で勉強会を開くと、「昭和39年頃は良かったなぁ~」という声を店主のみなさまから、よく耳にします。考えてみると、昭和39年前後は商店街が最も華やかな時代でした。量販店や大型スーパーはほとんどなく、買物の中心は商店街でした。新しい商品や未来の生活は、商店街にある衣料品店や電気店を経由して消費者へと伝えられました。店頭にあるウインドディスプレイを見ながら、「いつか、こんな商品を欲しいな」という憧れが、店先には存在しました。新幹線の開通、東京オリンピックの開催、所得倍増計画の達成、世の中全体の雰囲気が前向きで、経済発展を遂げている自信に満ち溢れていたと言われています。街頭にはテレビが置かれ、プロ野球やプロレスが放映され、常に街区には人だかりができていました。今、商店街に行っても未来の暮らしはありません。そんな議論をしていると、ある店主がふと「あの頃の商店街に戻りたいなぁ」とつぶやきました。そこで、昭和39年代の商店街を復活するプロジェクトがスタートしました。流行を追い求め続けると、コストがかかり、流行遅れになると売れ残るリスクもあります。ラムネ、わたがし、金魚すくい、街頭テレビ、レトロな街なみは60歳以上の方にとっては懐かしく、30代以下の方にとっては新鮮に感じます。できれば、店主や販売担当者のファッションも、昭和30年代ルックを着用すると雰囲気が出ます。買物することで、生活レベルの向上を実感できた昭和39年前後を彷彿させる演出が商店街活性化のきっかけになるように思います。

「昭和39年に戻って、商店街を盛り上げる」

郊外の商店街を歩きながら感じました。
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by koto-style | 2006-07-21 18:20 | コンビニ他