流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「低価格志向が強まる今、スーパーセンターが注目されている」

d0015277_0172389.jpg景気低迷による先行き不透明感の強まり、リストラや派遣契約解除など、雇用不安が高まる中、個人消費の低迷が深刻化しています。そんな中、人気急上昇中なのがスーパーセンターです。スーパーセンターとは、ワンフロア1000坪以上の売場に食品、衣類、ホームウェア、すなわち衣食住を品揃えし、一箇所の集中レジで精算する方式のスーパー・スーパーマーケットです。ワンフロアでかつ、レジを一箇所に集中したことでレジの人員を最低限に抑え、陳列什器も可能な限り使わず、商品を段ボールのまま並べることで販売コストを削減しています。一回の品出し(商品を売場に並べること)の数量が、通常のスーパーマーケットの2倍以上なので、その分、陳列回数を減らすことができ、作業効率を高めることができ、人件費を削減できます。さらに、建物も平屋建てにすることで、通常の2階建て、3階建てのスーパーマーケットに比べ、建設コストを3割以上カットできるなど、安売りできるための工夫がなされています。そんな努力のかいもあって、スーパーセンターの商品価格は一般のスーパーマーケットと比べ、常時、1割以上、安くなっています。また、毎日が低価格、Every Day Low Price(EDLP)を掲げ、チラシもほとんどまきません。つまり、チラシのコストさえも削減し、低価格化を目指しているわけです。現在のところイオンスーパーセンター、関西圏ではスーパーセンターオークワなど首都圏以外の郊外部において展開されていますが、近年、買い手、借り手のつかなかった工業団地が転用され、スーパーセンター用地として利用されてきました。原油代の急落に伴い、レギュラーガソリンの価格も地域によっては100円を切ったため、消費者の間でも、値段が安いのであれば、多少、遠くても足をのばそうという気分になってきました。2009年はスーパーセンターがブレークする予感がしますね。
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by koto-style | 2008-12-20 00:16 | スーパーマーケット