流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「家族で食事をする大切さを啓蒙する」

d0015277_936586.jpg仕事から戻り、ご飯を炊き、カレーとサラダを作り、家族で食べる。ごく当たり前の暮らしですが、秋田の幼児殺害事件のニュースが流れるのを聞いていると、家族が作った食事を食べられることが、この上なく幸せに感じた瞬間でした。容疑者の実子であった亡くなった女児は母親からコンビニ弁当を食べさせられていたと報じられていました。会社員時代、コンビニエンスストアに関わる仕事をしていましたが、便利になればなるほど、不幸になることに気付きました。確かにコンビニ弁当は手軽で、文字通りコンビニエンスですが、作った人の愛情は含まれていません。親が愛情を持って食事を食べさせると、粗末なものであっても、子供はうれしく、おいしく感じるものです。利便性向上の影には、愛情がトレードオフで失われているような気がしてなりません。もちろん、お客様のニーズに応えるためには、利便性を高めた業態を創造することは重要です。たまに、総菜や弁当を食べさせることには異論はありませんが、それが日常的になると、逆に味気ないものになります。例えば、炊き立てのご飯に生たまごとしょう油を混ぜたものをかけた「たまごがけご飯」であっても、作り立てはおいしいものです。食事をするということは、単に栄養分を補給し、食欲を満たすだけでなく、家族の愛を確認する場でもあるように強く感じます。便利になり過ぎてしまうと、そのひずみは社会的弱者に影響を及ぼします。食品スーパーの周辺で仕事をする一人として、家族で食事をする大切さを伝えていこうと思います。

「家族で食事をする大切さを啓蒙する」

生鮮食品売場を歩きながら感じました。
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by koto-style | 2006-06-05 09:35 | スーパーマーケット