流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「ゴージャスな家庭料理が人気である」

d0015277_2145476.jpgNYのスーパーマーケットを歩いていると、TPOに合わせて消費者は店を使い分けていることを実感します。月~木の昼間、もしくは会社帰りには住宅街にある売場面積200坪程度のFairwayなどに出かけ、金曜日の夜、外食をするのではなく、自宅でちょっとゴージャスなウイークエンドディナーを楽しみたい場合はBALDUCCI'SやWholefoodsに立ち寄り、土・日に家族でまとめ買いする時はハドソン川を渡ったニュージャージー州のロードサイドにあるWegmansなどに買出しに出かけます。今、マンハッタンでは外食するのではなく、自宅でちょっと贅沢な食材を使い料理をしたいというニーズに応える高級スーパーが人気を集めています。生鮮産品などの素材も売っていますが、シチューやスープ、ハム、ソーセージ、チーズなど、各店舗の仕様に沿って生産されたオリジナルフードは文字通り行列を作って買い求めています。外食ではなく、自宅で料理をすると必要以上に栄養素を摂取することがないため、肥満や成人病を予防すできます。また、店内では調理器具や食材を見ているだけで、料理を作ってみたくなるような、ディスプレイが行われています。つまり、単に空腹を満たすために料理をするのではなく、料理すること自体をエンジョイする、「娯楽としての料理文化」が家庭に定着しているようです。平日はすぐに食べられる即食型が、週末はプレミアム感のあるゴージャス型が、土日のまとめ買いは価格訴求型スーパーといったように、上手に使い分けられることが賢いニューヨーカーのようです。

「ゴージャスな家庭料理が人気である」

マンハッタンのBALDUCCI'Sで感じました。
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by koto-style | 2006-03-13 21:03 | スーパーマーケット