流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「通勤時間が品揃えを左右する」

d0015277_2053391.jpgマンハッタンのアッパーウェストサイドにあるFairway(フェアウェイ)というスーパーマーケット(SM)を訪ねました。地元の方が日常的に使うSMで、売場面積は二層で200坪。一階は生鮮食料品、二階はオーガニック食品専門フロアーと雑貨、カフェがあります。店前には赤、黄色のパブリカなどカラフルな青果物の大量陳列が飛び込んできます。カリフォルニア産オレンジ4個で$1やワシントン産FUJI(リンゴ)が2個で$1.39が床面80cmくらいの高さから200cmの高さまでぎっしりと詰めて並べられており、豊かさを強烈に印象付けます。お客様は専業主婦に加え、ハウスキーバーの女性が子供連れで買い物に来ています。商圏内の分譲アパート相場は120㎡で約1億円~1.5億円、家賃相場は月額50万円~60万円、平均世帯年収は1500万円前後の層が暮らしています。年収600万円以上の中間所得層と呼ばれる方はマンハッタンよりも住宅費が安い郊外に住んでおり、片道通勤時間2時間ということも珍しくありません。美味いものよりも調理時間の短いものが好まれるのも理解できます。その割に精肉コーナーでは家庭調理用のステーキ肉が20種類以上、売られています。家で料理すると換気扇の掃除が大変だろうと思い、店の方に尋ねると「庭やベランダ、もしくはオーブンで焼き物はするので、脂汚れの心配はない」とのことでした。後片付けがラクチンなメニューとして、しゃぶしゃぶ人気が高まっています。関連陳列でMITSUKAN(ミツカン)のゴマダレが定番化したことからも食べ方として根付きそうです。

「通勤時間が品揃えを左右する」

マンハッタンのFairwayで感じました。
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by koto-style | 2006-03-07 20:51 | スーパーマーケット