流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「祖父母がお金を使う場所を提供する」

d0015277_23102870.jpg江東区亀戸のサンストリートという、オープンモール型のショッピングモールに立ち寄りました。元々はセイコーインスツルの製造拠点でしたが、工場の移転に伴い、97年、再開発が行われ、商業施設へと生まれ変わりました。キーテナントには世界的なおもちゃ小売チェーンのトイザラス、ディスカウントストアのセレクトインキムラヤ、無印良品、ABCストアなど、主要チェーン小売店をはじめ、フードコートなど、約50の店舗が、路面店感覚で集積している計画的な商店街です。屋根のないショッピングモールは、風や光を直接、肌で感じることができるため、残暑が和らいだ夕方以降は、気持ちよく買い物できます。週末ということもあり、カップルのみならず、子供づれの家族の姿も、見られます。なかでも、気になったのは、両親+子供2人+祖父母という6人パーティーで来店するスタイルが目立っていたことです。トイザラスをはじめ、フードコート内にあるレストランなど、どこにいっても、祖父母が孫たちのオフィシャルスポンサーとなり、お金を支払っていました。サンストリートのテナント構成を見ると、祖父母がお金を使いたくなるような店、例えば、おもちゃ、子供服、子供写真館などの業種・業態が集積していることに気付きました。シニアは貯蓄があるので、購買力があると思われがちですが、正確に言うと、お金を使いたくなる孫が存在してこそ、本当にお金を使うようです。少子高齢化社会のショッピングモールは、誰がお金を出すかを意識した店舗構成がポイントになるのではないでしょうか。

「祖父母がお金を使う場所を提供する」

亀戸サンストリートにて感じました。
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by koto-style | 2005-09-03 23:08 | ショッピングセンター