流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「情報を公開すると消費者は安心する」

d0015277_2312352.jpgジャスコ東雲店の鮮魚売場を歩いていると、一枚のボードを発見しました。見ると、お刺身の盛り合わせに入れられている一品一品の魚の産地が記されていました。従来から単品の刺身には価格といっしょに産地名が書かれていましたが、今では小分けされた魚の一つ一つにまで産地表示し、消費者に安心感、安全性をアピールしています。BSE騒動以降、食品分野においては、大手流通業を中心にトレーサビリティーと呼ばれる、産地や生産履歴の公開が活発になってきました。牛肉の場合、育った牛舎の地名、親牛の種類、食べた餌の種類、牛の健康診断結果など、成長過程の記録を消費者に公開し、安全性を証明しています。今、食品分野において産地表示のルール作りが課題となっています。例えば、野菜の場合、作っている畑の所在地ではなく、出荷した農協の所在地が産地となっていることもあります。生産者は嘘をついているのではなく、畑の広さによっては行政区分をまたがることもあるからです。従って、出荷した農協の所在地を産地として明記することが慣例となっています。同様に魚に関しても、どこで獲れたモノかによって、取引価格が異なるため、産地表示に関して神経質になっている漁協さんもあります。取材でおじゃました、いくらの産地、北海道・標津町では、産地の中にある一つの工場で食品事故が起きても、風評被害により、他の水産加工業者も影響を受けるため、町内すべての水産工場において国際的な食品衛生管理基準HACCPを満たし、認証を受けています。

「情報を公開すると消費者は安心する」

ジャスコの鮮魚売場で感じました。
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by koto-style | 2005-07-16 23:11 | コンビニ他