流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「非食品分野でも製造小売の時代である」

d0015277_2257878.jpg江東区豊洲駅周辺では造船所等の郊外移転に伴い、跡地において、3000戸以上の大型集合住宅のプロジェクトが続いています。今から10年くらい前までは、銀座から台場地区に向かって晴海通りを走ると、自衛隊の艦船が修理・点検している姿も見られましたが、現在は更地となり、大型商業集積予定地となっています。さて、豊洲駅前・巴コーポレーション跡地にオープンしたホームセンター(以下、HC)に行くと、フロアの中央部に人だかりができていたので近づきました。見ると、お客様の目の前で畳を縫って、カットしている工場があるんですね。畳といえば、藍染の衣装を着た職人さんが手作業でするものだとばかり思っていたのですが、いくつかの工程を除き、機械を器用に使いながら、一枚、一枚、完成し、積み上げられていきます。もはや、うどん、そば等の食品のみならず、家庭用耐久消費材までもが、製造工程をお客に見せ、手間がかかっていることをお客に認識させ、商品価値を高めようとしています。一般に食品スーパーでは試食販売や調理シーンを見せるなどして、リアリティーある売場作りを展開していましたが、非食品部門を扱うホームセンターにおいても、製造小売コーナーを設けることで、売場にアクセントができますね。工具コーナーでは溶接機械の実演を行うなど、店内で工事現場さながらの雰囲気を作り、購買意欲を喚起していました。今、HC業界ではショッピングテーマパークというコンセプトで、実演販売そのものがアトラクションとなり、集客力を高める傾向にあります。

「非食品分野でも製造小売の時代である」

豊洲のホームセンターにて感じました。
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by koto-style | 2005-07-11 22:56 | コンビニ他