「感動を言葉で伝えるとスタッフは喜ぶ」
2005年 07月 04日
日本で暮らしていると、あまり気付かないかもしれませんが、日本の小売業、レストランの接客は世界でも随一だと感じています。ドイツ(ハンブルグ)、イタリア(フィレンツエ)などの市場にも、にっこりと笑い、楽しそうに仕事をしている人はいらっしゃいますが、その比率は少数派といっても過言ではありません。かつてショッピング天国と言われた香港でさえも、ブスっとした顔でレジを叩くのが一般的です。まあ、自分が訪ねるところは観光向けではなく、地元客用の市場のため、普段着の接客だったのかもしれません。さて、お腹が空いたのでふらんす亭というチェーンレストランに入りました。汗だくだったせいか、座った瞬間に冷たい水を運んでくれたことに感動しました。当たり前のように思えますが、混雑するランチタイムに、「お客様が、して欲しいこと」をタイミングよく実行することは、できるようで、できません。ハンバーグを載せた鉄板は約0.5㎏あります。鉄板2枚とライスの皿を持ち、テーブルまで運ぶ作業は見るからに重労働ですが、スタッフはにこにこしながら、楽しそうに仕事しています。テーブルに料理を運びながら、お客様からのオーダーもさばいています。笑顔で店内を動く姿は、料理をより一層、おいしくさせるものでした。「楽しそうに働いていると、お客様が褒めて下さるんです。それが励みになります」。20歳くらいの女性スタッフは答えてくれました。学校を卒業すると、なかなか、褒められることはありません。素直に感動したこと、うれしかったことは言葉で伝えるようにしたいと思います。
「感動を言葉で伝えるとスタッフは喜ぶ」
ふらんす亭にて感じました。
「感動を言葉で伝えるとスタッフは喜ぶ」
ふらんす亭にて感じました。
by koto-style
| 2005-07-04 22:40
| レストラン