流通ジャーナリスト 購買促進コンサルタント金子哲雄がお届けする売場直送レポート


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「予想外のニーズが顧客のハートをつかむ」

d0015277_12272171.jpg日曜日、午前1時頃、牛乳を切らしたので、江東区東雲にあるイオンSCに出かけました。通常の週末であれば、深夜であっても駐車場は6割ほど埋まっているのですが、あいにく土曜日の夕方から夜にかけて雨が降ったせいでしょうか。比較的空いている印象を持ちました。店内に入ると、20代~30代のご夫婦や家族連れが買物カートいっぱいに商品を載せ、売場を歩き回っていました。ふと、精肉売場の前を見ると、車椅子に乗った60代の方のグループが、介護の方と一緒に商品を手に取りながら売場を回っていました。介護の方いわく、24時間営業になって便利になったと言います。というのは、昼間、障害を持たれた方がスーパーマーケットなどに出かけると、健常者のお客様が買物されているため、「車椅子が邪魔になってはいけない」と、気兼ねする方もいるそうです。また、車椅子の方とお客様がぶつかることもあるため、お互いに危険だそうです。深夜であれば、昼間に比べ、お客様の数が少なくなるため、障害を持たれた方やベビーカーを押しながら買物される方は、ゆったりと、落ち着いて買物できるそうです。イオンではハートビル法という法律に基づき、段差をなくし、車椅子でも、利用しやすい売場に設計されています。車椅子で動かれる方やベビーカーを押して買物される方が昼間でも、気持ちよく買物できるよう、建物のハード面に加え、お客様自身(もちろん自分も含まれています)のハート面においても、お体の不自由な方の視線を持つことが大切なんですね。

「予想外のニーズが顧客のハートをつかむ」

江東区東雲のイオンにて感じました。
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by koto-style | 2005-06-05 12:26 | ショッピングセンター